インテリの硬直

インテリの硬直

君は何を待つてゐるのかそのふてぶてしい顔つきをしてその顔つきは悲劇のツラだ、決して勇壮ではないむしろインテリらしくないのが滑稽だ、君は労働者ではない悲しむときは如何なるときにどのやうに泣くかを知つてゐなければならないインテリゲンチャな筈だ、

あゝ、だが君はかなしまない、そして朗らかでもない、そして何なのだ、恥じよ、労働者のために、きよとんと立つてゐる君は、愚鈍にいつまでも立ちどまるな君は君の部所につけ真実のふてぶてしい顔とは硬ばつた皮膚といふ意味ではない君は陽の照る方へあるいてゆけ――、精神の硬直をもみほごすために。

— posted by id at 02:36 pm  

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.1273 sec.

http://ebook-my-home.com/