青年歌

青年歌

青年よ。屈托のない高いびき深い眠り――、眠りの間にも休息の間にも生長する君の肉体、強く思索することを訓練してゐる学生。行為はいつもこれらの強い意志の上に立つ真実に対して敏感な心は青年の中だけ滅びていない。青春以外のものはすべて灰色だ。

刺身

海の中を大鯛が泳いでおりました悠々と平和にすると遠くでキラリと何かが走りました大鯛は「シマッタ」悪い奴に逢つてしまつたわいと逃げようとしました向うから泳いできたのは刺身庖刀でした庖刀はピタリと正眼に刃の先を大鯛の鼻にくつつけて大鯛と刺身庖刀とはながい間睨めつこをしてをりましたハッと思ふ間に刺身庖刀は大鯛の左り片身をそいでしまひました大鯛はびつくりして命からがら逃げました刺身庖刀は意気揚々と大鯛の半身をひつさげて泳いでゐました

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