十二月二十日(火曜)

[#1字下げ]十二月二十日(火曜)[#「十二月二十日(火曜)」は中見出し] オープンで城下町、といふ予定、十時半近く曇天でオープンは何うにもならない状態であるが、来て待機し、或はセットの方にかゝると言ふので出かける。結局午後となり、セットと定り、城内控への間、例の刀の鞘を切り、本身を出して歩くところ、それから講談調で一席やるところ、講談は、板に書かして立てゝおき、ジロ/″\横目でにらみ乍ら喋った。あとワンカット、終ったのが六時。旧知玉木潤一郎が颯ソウと小躯をあらはしたので、渡辺と上山で、オキナへ行く、牛肉のすきやきてのを試みる、ユバのうまいこと。

[#1字下げ]十二月二十一日(水曜)[#「十二月二十一日(水曜)」は中見出し] 今日のオープンで終りといふ筈、十時近く城下町のオープン、たよりない陽であるが、移動をワンカット、かなり長いのを済ませる、ともう十二時、今日は東宝西撮影所の社長(?)大沢氏父子の斡旋でロータリークラブの会が京都ホテルである。十五分ばかり大阪京都と東京の観客について話した。心境のせいでまづいことだったし、第一愛嬌もなかった。下のグリルで大沢善夫と食事して、撮影所へ引返すと、完全な曇天で、オープンは無し、くさりダレの骨頂状態のまゝねて待ち、アフレコ――十時迄。渡辺・上山とギルビイでのみ、広千代へ行き、ガボリ/″\飲み、むやみとはしゃぐ。

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