五月二十二日(月曜)

[#1字下げ]五月二十二日(月曜)[#「五月二十二日(月曜)」は中見出し] カラリと快晴だ。七時すぎにダットサンは、はるか鶴見の花月園迄飛んだものである。小さな車の中で窮屈な思ひをするので肩がコチ/\に凝ってしまふ。動物園の中で、ロケ。渡辺の園丁が、熊の梱へ入ったり、僕は孔雀の中へ入り、ホースで水のブッかけ合ひなどゝいふさわぎがあって、昼すぎ位にアガリ。園内のおでんを食ひ、又ダットサンで文ビル迄。ハリキリボーイの一人須田村に話あり、フワ/\してたが、之から一生けん命やると言ふ。那波支配人と上森をよんで会食するので、赤坂の長谷川で待つ、八時頃迄来ず、やっと来た頃は、僕もう酔ひでクタ/\、十一時迄持たず、帰宅。

[#1字下げ]五月二十三日(火曜)[#「五月二十三日(火曜)」は中見出し] 七時起き、たまにガボリ/″\やると、色々な滓が飛散してさっぱりする。八時すぎ迎へ来り、渋谷の区役所前へロケーション。職業紹介所前で、渡辺と喧嘩の数カット、終って、双葉亭へ渡辺と行き、昼食。サラダがうまかった。砧へ行き、二時頃セット入り。郵便局内数カット。俳優係りの手違ひで、三益が四時半すぎにやっと来ると、今度は赤ん坊を呼び出すのを忘れたの何のとあんまりダラシがないのでクサリ、監督も止めて明日にしようと、何のことだ馬鹿々々しい。南部僑一郎をダットサンに乗せ、虎の門の晩翠軒で夕食。大徳でソフトを求め、新橋演舞場の五郎氏を訪れ、自著一冊貰って帰宅。プラーゲが告訴したと見え、検事局の呼出しあり、面倒なり。 国民新聞の今朝のにロッパ一座の内紛といふ題で、柳脱退のことゝ渡辺・菊田も脱退工作中だなどゝ、デタラメを書いてあった。柳の友人の伊藤伝とかの仕事に違ない。問題ではないが。

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