無題(遺稿)

無題(遺稿)

あゝ、こゝに現実もなく夢もなくたゞ瞳孔にうつるもの五色の形、ものうけれ夢の路筋耕さんつかれて寝汗浴びるほど鍬をもつて私は夢の畑を耕しまはるこゝに理想の煉瓦を積みこゝに自由のせきを切りこゝに生命の畦をつくるつかれて寝汗掻くまでに夢の中でも耕やさんさればこの哀...

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鮪が泳いできました

そこへ鮪が泳いできました鮪は図体の大きな割に臆病者で刺身庖刀の姿をみるとふるへあがつて水を掻くヒレも動かなくなるほどでしたが刺身庖刀はここでも精悍にとびかかつて鮪の一番いいところを頂戴しました鮪は泣き泣き逃げました偶然大鯛と鮪が逢ひました

[#ここから改行天付き、折り返して1字下...

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青年歌

青年歌

青年よ。屈托のない高いびき深い眠り――、眠りの間にも休息の間にも生長する君の肉体、強く思索することを訓練してゐる学生。行為はいつもこれらの強い意志の上に立つ真実に対して敏感な心は青年の中だけ滅びていない。青春以外のものはすべて灰色だ。

刺身

海の中を大鯛が...

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