鮪が泳いできました

そこへ鮪が泳いできました鮪は図体の大きな割に臆病者で刺身庖刀の姿をみるとふるへあがつて水を掻くヒレも動かなくなるほどでしたが刺身庖刀はここでも精悍にとびかかつて鮪の一番いいところを頂戴しました鮪は泣き泣き逃げました偶然大鯛と鮪が逢ひました

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青年歌

青年歌

青年よ。屈托のない高いびき深い眠り――、眠りの間にも休息の間にも生長する君の肉体、強く思索することを訓練してゐる学生。行為はいつもこれらの強い意志の上に立つ真実に対して敏感な心は青年の中だけ滅びていない。青春以外のものはすべて灰色だ。

刺身

海の中を大鯛が...

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泥酔歌

泥酔歌

わたしは故郷ではよく何処へでもぶつ倒れたものだ、草の上へ、河原の石の上へ、丘の上へ、何処も清潔であつた、冬は白い雪の上へ倒れた雪に顔を押しつけて雪マスクをつくつて遊んだ、いま都会ではバネのはずれたカフェーの安楽椅子の上に倒れてゐる青白い顔をした子宮後屈奴がときどき...

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