新しき家

[#4字下げ]第六十五 新しき家[#「第六十五 新しき家」は中見出し]

 大至急の手紙には如何《いか》なる事を言来《いいきた》りけん、大原はその夜|終宵《よもすがら》懊悩《おうのう》して寝《ね》もやらず、翌日も心の苦《くるし》みに堪え難くてや起きも上らで昼過ぐるまで床の内にあり。ところへ訪《と》い...

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大至急

[#4字下げ]第六十四 大至急[#「第六十四 大至急」は中見出し]

 未婚の人が結婚後の事を想像するほど愉快なる事はなし。大原満は今こそ愉快の焼点《しょうてん》に立てり。愉快度に過ぎて帰る事を忘れたれども小山夫婦が遅くなるとて別《わかれ》を告《つ》ぐるに自分独り留まらん事なり難《がた》く、お登和嬢...

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顔の色

[#4字下げ]第六十三 顔の色[#「第六十三 顔の色」は中見出し]

 中川の説は言うべくして容易に行わるべからず。小山もなお反対の意見を抱き「中川君、道理上より言えばその通りに違いないが日本人の妻君は西洋人の妻君のように一日の仕事を料理の方へ向《むけ》られない事情がある。一例を挙げれば西洋人は二週...

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